頭髪で差別を受けたら
筆者の髪は現在腰ぐらいまでの長さに伸びています。これは、かつらを必要としている白血病の子供達のために髪を寄付する運動がある為です。
抗がん剤治療を受けると脱毛が起き、周囲の子供達に苛められてしまう可能性がある為です。筆者自身も子供のころ、ホルモンバランスの崩れで髪が抜けふけが大量に出るひこうせい脱毛症の患者でした。
抜けてしまう髪や真っ赤になった肌を指さされ「きたない」呼ばわりされた時の情けなさは今でも夢に見るほどです。皆様も、ここまでいかずとも頭髪のことで周囲からなんらかのそしり、好奇の目で見られてしまったことはありませんか。
男性の場合は女性に相手にされない、「禿げ親父」扱いされる、「何々さんて床屋行くんですか(またはシャンプー使うんですか)」また、髪の毛の話題になるとその人だけ仲間外れにする、「波平」「ザビエル(これは日本人の誤解です。
詳しくは「薄毛と宗教」をご覧ください)」「バーコード」呼ばわりされる等の被害を受けることが多いようです。皆様に覚えていていただきたいのはこれは「差別」であり怒っていいという事です。
日本ほど薄毛の人にシビアな国は他にありません。子供のいじめよりシビアです。筆者は皆様に差別と闘えとは申しません。本当に疲れますから。ただ、皆様の価値は頭髪ではなく、その人らしさで決まるということを覚えておいてください。
また、読者の中には好奇心、もしくは大事などなたかのためにこのサイトをご覧になっている方がいるかもしれません。どんな人にも「人間らしい」対応をしていただけると、皆が安心して暮らせることを知っておいてください。