薄毛と宗教

薄毛と宗教

聖書はユダヤ教(但し旧約)キリスト教、そして場合によってはイスラム教の聖典です。そして同時に古代オリエントの様子を知る貴重な史料でもあり、文学的作品でもあります。実は聖書と髪の毛とは深い関係があります。

 

髪の毛を剃られると力がでなくなってしまう士師記のサムソンの故事は『サムソンとデリラ』と言うオペラになっています。

 

また、はげ頭呼ばわりされて、子供たちを熊に引き裂かせた列王記のエリシャ(本当ははげ頭呼ばわりされたことより、神の言葉を預かった者を馬鹿にしたことが罪だと言われています)もいますし「目からうろこ」の使徒パウロも聖書にはひとことも薄毛だと書いてはいないのですが、何故かキリスト教美術では頭頂部が薄い姿で描かれます。

 

新約聖書の中でキリストは沢山の病人を癒しています(治癒物語と呼びます)が薄毛を治した故事は有りません。ただし、重い皮膚病(ハンセン氏病とも疥癬とも言われています)を癒したケースはあるので、その人はもしかしたら髪の毛も生えるようになったかもしれません。

 

皆様はキリスト教を日本に伝えたザビエルをご存じですか。彼はトンスーラと言う頭頂部をそり落とした姿で描かれていますが、実は彼の会派は剃髪を行なわない一派で皆様のイメージ「ザビエルは頭頂部の髪が無い」と言うものは後から作られたという説があります。

 

仏教でも教派によって剃髪するところとしない有髪を認めるところがあります。ただ、どの宗教でも髪の毛について規定があるのは本当です。

 

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