冷えは髪の大敵

冷えは髪の大敵

別項「ストレスと脱毛」で既に書かせていただきましたが、漢方の世界では体が冷える事は腎に打撃を与えること「寒邪」だとして嫌います。

 

髪は腎のエネルギーを使って生えてくる組織だと言われていますが、腎は季節的に冬を司るため、寒さが大の苦手なのです。因みに脳や耳、生殖能力も腎が司ります。

 

年を取ると物忘れがひどくなり耳が聞こえなくなって白髪が生えたり、抜け毛が多くなるという1連の動きはこの腎が弱ることによって説明されます。西洋医学でも、冷えは血行を妨げ、ホルモンバランスを崩すと考えられています。

 

東洋医学ではミクロコスモスと言って、体を自然哲学の定理に従って運営される小さな世界と考えます。漢方の魅力はひとつのことを治療すると、他の部位の問題も解決していくことです。ただし、個人差はありますが。

 

一般的に冷えは筋肉量が少ない女性に出やすいのですが、最近の方は運動不足のことが多く男性でも冷え症の方が多いようですね。皆様に伺いたいのですが、夏場の冷房温度をどれぐらいになさっていますか。

 

適切な温度は外気温マイナス5度程度だそうです。実はエアコンの使い過ぎも寒邪とみなされるのです。冬場は皆様冷えに気をつけますが、夏はあまり認識されないことが多いのです。

 

腎は冷たいものの取りすぎでも傷めつけられますから、夏場でもできたら温かいお茶を召し上がってください。それだけでも冷えにくくなるそうです。因みにやけに喉が渇く、のぼせて頭がぼーっとしているという人の中には体が冷えている方が多いのだそうです。ご自分の手足を触ってみるとわかるかもしれませんね。

 

 

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